アイデアの本質は、誰かの苦難や環境問題を解決し、喜んでもらいたいという「人と自然への素朴な愛」にあります。開発者が自身の経験と愛から紡ぎ出したアイデアを誇りに思い、同時に他者のアイデアも尊重し合える文化を育てたいと考えています。自らの技術に誇りを持つことで、開発の険しい道のりも乗り越えていけるはずです。この「人と自然に寄り添う愛」こそが、AIには代替できない、持続可能なモノづくりの原動力であり、サスティナビリティへの入り口であると確信しています。
出願という手続きの枠を超え、当事務所が取り組んでいる社会貢献活動です。
「強い立場にある側が、配慮なく弱い立場からアイデアを奪い取る」という企業間の力関係による歪んだ構図を是正したいと考えています。これは中小企業だけでなく、大企業間の取引においても起こりうる深刻な問題であり、公正取引委員会も適正な取引を推進しています。このような歪んだ構図は、アイデアの尊重の対極にあり、アイデアの源泉を脅かすものです。この不当な構図を是正し、健全な取引環境を構築するため、日本弁理士会の委員会・公的機関の活動への参画や講演活動を通じ、社会への啓発と制度の発展に尽力しています。
農産物や伝統工芸品といった地域資源は、その土地の自然と人々が長年育んできた地域愛と文化の結晶です。これらをGI(地理的表示)制度や複数の知的財産を組み合わせて保護することは、単なる権利確保ではなく、日本独自の文化を未来へ繋ぎ、地域経済を再生させるための社会的な処方箋となります。日本弁理士会、生産技術振興協会、ワークスペースAPでの活動を通じ、地域資源の価値を再定義し、インバウンド需要の創出や地域ブランドの確立を支援することで、日本全体の底上げに貢献してまいります。
これまで培ってきた知財実務の経験と、知財を「心の財産」と捉える信念に基づき、当事務所では現場の創造性を呼び覚ます探究型研修を企画しています。SDGs経営の実装に悩まれる企業様へ向け、農業や海辺での体験を通じ、開発者が自社の技術を「社会・環境貢献」の視点で再定義する場を提供します。農業体験では、人・自然との関わり合いを通じて、課題解決の原点である「人と自然への素朴な愛」を再確認します。また海辺のワークショップでは広大な海と共に生きる視野を養い、持続可能なイノベーションの着想を促します。成果は、部門を越えた知財文化の醸成と、AIには代替できない「持続可能なモノづくりの原動力」の確立です。現場の「当たり前の強み」を未来を拓く「宝」として再認識し、企業の底力を高めます。